☆words

*結局は何でも自分次第なんでしょうね。

僕は日本人的な事が幼い頃から嫌いでした。 意味の分からないしきたり、分からないのに一生懸命の人。
 はっきりと、言いたことをや意見を言わない。言うと怒られたり、嫌われたり、外されたりする。 僕はいつでも、目の前にいる人の個人的な意見を聞きたいと感じています。 帰ってくる言葉は、本当にその人の言葉であると感じることが出来ませんでした。 (今考えると、僕が信じることが出来ないのに、本当の言葉を話してくれる訳が無いのですがね。) そのくせ、自分に危害が加わらないと分かると、言いたい放題。無責任に芸能人や作品を切りまくりです。 そんな人たちが嫌いです。気持ち悪い。同じ枠に居たくなかった。
 31才になって、いろいろなしがらみを見て来た後に、ある日急に日本の風景、作品、文化がとてつもなく 美しく感じました。線の弱さ、強さ、色、形、流れ・・・此処にいて嬉しいのかもしれないと思いました。 それで、20年ぶりに自分が囚われていた物を、再考してみました。 そして、どこも同じなんだと感じました。ヨーロッパもアジアも、どこだって美しい。どこだって醜い所はある。 そこに住む人だって、しがらみがあって、偏見があって、優しさがある。
 僕は日本人です。東京に住んでいます。と同時にアジアに住んでいて、地球に住んでいて、杉並に住んでいて、 その中の一件のアパートに住んでいます。 日本の憲法を守ると同時に、杉並の約束事を守り、世界的な人道的な事にも興味があります。 そして、友達や自分自身との約束事も守ってます。
 僕は20経って、自分が間違っていることに気がつきました。 僕はどこにも所属していなかった。と同時に全てに所属していた。僕が嫌いなのは日本人という枠では無かった。 自分で勝手に囚われていたんだなって気がつきました。    (SHERBETSのTomodachiを聞きながら)

2002/12/8 ep2より

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